AHCCの作用について

AHCCはどのようながんに使用されているのですか。

これまでに報告されたがんとしては、以下のものがありま。
脳腫瘍(原発性脳腫瘍、転移性脳腫瘍)、頸頭部がん(舌がん、中咽頭がん、下咽頭がん)、甲状腺がん、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、胆のうがん、胆管がん、膵臓がん、乳がん、卵巣がん、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん)、骨肉腫、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病)、多発性骨髄腫、悪性リンパ種。この中でとくに報告数が多いものとしては、肝臓がん、乳がん、肺がん、子宮がん等があげられま。
AHCC使用後の調査については、AHCC単独使用ではなく他の治療と併用していたり、統計的に解析できる症例数が揃わないなどの問題があり、はっきりしたことは分かっていません。しかし、長年にわたる追跡調査の結果、術後肝細胞がん患者に対して延命効果があると報告されていま。

AHCCを飲めば、必ず免疫(細胞性免疫)が上がりますか。

サイトカイン産生能などの検査結果では、たいていの場合に免疫が上がることが確かめられていま。
免疫の力は、身体の中の病原菌や異物と戦って処理したり、身体の働きを正常に戻そうとする力ですから、結果的に病気を治す補助になるのです。また、多くのお医者さんが患者さんに治療の補助として勧めておられま。
ただし、服用する方の状態や服用方法の違いなどによっての個人差は十分考えられます。したがって、「必ず」とは言えません。体質や病態によってはほとんど無反応の場合もあります。その場合には他の健康食品を併用するなどの工夫も必要で。

AHCCの作用には個人差があるのですか。

年齢や生活環境、病気の有無、体質などは個人ごとに違いがあり、AHCCの作用が体感できるかどうかの個人差は起こり得ると思われます。健康食品全般に言えることですが、これを飲んだら間違いなく全ての人の免疫力が上がるとは言い切れませ。
一般的にAHCCの場合、たいていの方が飲みはじめて1週間程度で食欲の増進などQOLの改善が確認されます。これらの個人差を科学的に見極めるためには、血液検査によって免疫の指標の変動を測定する必要があります。ご自身の作用の実感については、まずは3ヶ月間を目安に試してみてくださ。

AHCCは免疫系以外には作用しないのですか。

臨床研究によって、免疫系以外にも作用することが分かっています。たとえば、胃腸の調子がよくなって食欲が回復・増進したり、また、がんによる痛みが緩和したり、精神を安定させて養生に効果があったとの報告もされていま。
AHCCは、私たちの体を全体として調整し、機能を高める働きがあると考えられま。

AHCCによって、どのような体調の変化が予想できますか。

飲み始めて数日から数週間でQOL(生活の質)の改善があると報告されています。たとえば、食欲増進、快眠、快便、抗がん剤の副作用軽減などが確認されています。また、がんの疹痛の緩和や延命効果なども報告されていま。
科学的なデータとしては、病院などの検査で、AHCCを飲み始めて数ヶ月のうちに血液中の免疫指標が上昇してくるなどの報告があります。他方で湿疹やかゆみなどが現れたとの報告がありますが、これらとAHCCの作用との関連は分かっておりません。一般にそのような反応は重篤な副作用にいたることはなく、自然に消滅する反応であると考えられていま。