アメリカ癌統合医療学会にて子宮頸がんに対するAHCCの影響を検証

子宮頸がんに対するAHCCの効果

2014年10月29日、第11回アメリカ癌統合医療学会(SIO2014)において、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与すると、ウイルスが死滅する」という結果が発表されました。

発表したのは、テキサス大学ヘルスサイエンスセンターのJudith A.Smith(ジュディス・スミス)准教授。女性の健康に対する統合医療の研究を長年行っています。

今回の発表は、アメリカにて、2013年10月開催の癌統合医療学会(SIO)及び、2014年3月開催の婦人科腫瘍学会(SGO)で“動物モデル実験”において発表され研究成果が世界中で注目を浴びましたが、この結果をもとに“ヒト”への応用を目指して実施した予備臨床試験です。

なお、この研究は本年度の「Best of SIO」に選ばれました。

HPVは子宮頸がん患者の99%が感染していることから原因ウイルスであると考えられていますが、これを除去する医薬品は未だ開発されていません。

ワクチンによって除去・感染予防できることが認知されていますが、昨年(2013年)に副作用報告があり使用がストップしてしまった経緯があります。

スミス准教授はこう語ります。「この結果は非常に勇気づけられるものです。最低3カ月、人によっては6カ月の継続摂取が必要となりますが、AHCCには副作用がない上に免疫を調整するという効果もあります。この前臨床試験の結果をより確かなものにするため、第2章臨床試験を計画中です」

今後の研究結果によって、全世界で女性のがんによる死因の第4位に位置する子宮頸がんが、機能性食品によって予防できるようになるかもしれません。