がん患者はがんでは死なない

人は、がんそのものでは滅多に死なないそうです。
がん細胞が直接人間の生命維持機能を侵すことはむしろ、例外なのです。
実際はがんに命を奪われるよりも、免疫力の低下によって肺炎などの感染症で亡くなるケースが圧倒的に多いのです。

こういう現実を知ると、免疫力を低下させる無理な治療だけでなく、「がんとの共存」を考えるのも選択肢のひとつではないかと思えます。

多くの人ががんで亡くなるのは、無理にがんと闘おうとすることや、極度の精神的ストレスで死を早めているから、という見方があります。

現代では、恐ろしい伝染病は激減しました。
しかし、菌による感染症は増えています。
免疫力が低下すると、その弱点をついて、ありきたりの菌でも感染症を引き起こしてしまうからです。

高齢者がかかる病気の多くは、免疫力が低下して起こる感染症です。
したがって、高齢になってがんが見つかった場合、無理に手術や抗がん剤や放射線治療を行って取り除こうとすると、いたずらに免疫力を低下させてしまい、がんではなく感染症にかかって寿命を短くしかねません。

かりに70歳でがんが見つかったとして、そのまま放っておいても80歳まで生きることは珍しくありません。

がんになったからといって「もうダメだ」と思うことなどありません。

がんそものもを心配するよりも、免疫力を上げて感染にかからないように気をつけることのほうがよほど大切なことです。

このことは、がんにかぎりません。
現代は一定の年齢に達すれば、何か病気をもつ人は大勢出てきます。
それらの中には、たとえば糖尿病とか肝炎とか、治りにくい病気もありますが、治そうと強く意識することだけが唯一の道とは限りません。

それよりも免疫力を落とさないように努力したほうが賢明な場合もあります。
免疫力がしっかりしていれば、持病と共存することは十分に可能です。
免疫力がしっかりしていたら、感染にもかかりにくくなります。

なにも努力しないで免疫力を維持することは難しく、何らかの武器が必要になってきます。
そのひとつとして、機能性食品も役立つと思われます。